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保健の授業 そして風疹

学生のときに受けた保健の授業、けっこう記憶に残っている内容があります。
4大公害病や、妊娠中に恒常的に飲酒すると胎児性アルコール症候群の恐れがある、喫煙では小頭症の赤ちゃんが生まれる恐れがある・・・など。

ところが、子どもによると、保健の授業は殆ど受けたことがないというのです。
単にうちの子が忘れているだけなのか、実際に私の頃と違って保健の授業が重要視されていなくなっているのか真偽のほどはわかりません。

ただ、最近流行っている「風疹」についての街頭インタビューされている若い人たちの答えをTVで見ていても、風疹が流行っていることすら知らない人・妊婦が風疹にかかったときのリスクなど、「全然知らないです。」「え?予防接種とか必要なんですか?」「そんな大変なことになるんですか?」のような回答をしている人がかなり多く(たまたまそういう回答した人ばかりのインタビューを集めたのかもしれませんが)、無関心なんだなあと考えさせられました。
というのも、ここしばらく、新聞だけでなくTVのニュースでもさんざん風疹のことを取り上げていますし、何よりインターネットを開いてもトピックスなどにも風疹の流行に伴う注意を呼びかけるような記事が幾度となく出ているんです。
新聞を読まなかったり、ニュース番組を見なかったりする若い人は多いのかもしれませんが、ネットをやっていない人は殆どいないでしょう?
それなのに、無関心な人が多い、風疹が流行っていることすら初耳だというような回答を聞いて驚きました。

また、自分は決して偉そうなことを言えるような人間ではありませんが、親も、自分の子どもが風疹の予防接種を受けていたかを母子手帳で確認するなどして、抗体検査、もしくは予防接種を受けるように言う必要があると思います。

自治体で予防接種費用の補助や全額負担などが進むことが一番ですが、自費で受けてもだいたい5千円~1万円とのこと。先天性風疹症候群のことを考えたら、多少の出費は我慢しても受けたほうがいいと思います。
それと、いくら金銭的な補助制度ができても、風疹について無関心な人が多いままでは元も子もない気がします。これだけTVやネットで風疹について知らせているのだから・・・と思っていても実際は先に述べたような状況なのですから、何らかの手段(TVCMや、駅看板・ポスター、電車内デジタルCM広告貸切電車等)で、もっと浸透させるような方法を考えないといけないのでは?という気がします。併せて、体調や仕事の都合の良いときにスムーズに予防接種を受けられるような医療機関の体制づくりも必要なのでは、と感じます。何日も前から予約しないと受けられない、でも予約した日に急用が入ったり、体調が悪かったりしたらまた先の予約を取らなければ受けられない・・・といったことがないように。

ただし、予防接種に関しては、妊娠中やその可能性がある人は接種しない、接種後2ヶ月は避妊するなどの注意点もあるようなので、気をつけてください。
詳しくはコチラをご覧ください。

その他、NHKゆうどきネットワークに出演なさっていた小島俊行医師によると「1度風疹にかかったことがあっても再感染する可能性もある」とのことです。
1度予防接種を受けても、免疫がついていない場合もあるということなので、2度目の接種をしたほうがいいというようなニュースも見ました。

東京都のサイトにも風疹に関する情報が出ていました。コチラをクリックしてみてください。
by r1967n | 2013-04-02 17:59 | その他もろもろ・・・